2002年2月

◆アルバム編◆

TVアニメ『まほろまてぃっく』

まほろまてぃっく 音楽編A

  (パイオニアLDC PICA-1237 02.02.27 \2,913抜)

 『まほろまてぃっく』の2枚目のサントラだけど、日常のパターン音楽は1枚目に収められてるから、物語の進行に連れて新たに使われた劇伴がメインにょ。
 おのずと後半のリューガとの対決絡みの曲が多くなるから、ただただ重苦しい戦闘音楽の連続って感じで、こういうのを聴くとサントラの構成も少しは考えてほしいかなと思ってしまうかにょ。これで、まほろさん側に起死回生の必殺武器が格好良い音楽と共に登場……とかだったらストーリー通りの構成でも問題無いのだけど……
 ボーカル関係では劇中で使われていた「まあるいお月さま」が聴きものかにょ。こういうのは得てしてドラマアルバムに収録とかの場合があるから、作品見たときはそのパターンかと思って、余計にドラマアルバムなんか買いたくないにょ……と思ってたけど、こうしてサントラに入ってて感激にょ。最後、「かえりみち」のメロディーに入って盛りあがって終わるところが泣けるにょ。
 あとイメージソングが2曲「メイドさんって素敵です」と「紫陽花の咲く庭で」……どちらもまほろさんらしさの感じられる良い曲にょ。
 おまけにドラマが付いてるけど……戦闘用アンドロイドでも風邪を引くのかにょ? ま、確かにアニメでも疲れてたとかあったけど、この辺は原作読んでないから不明にょ。しかし、中途半端にこういうドラマを聴いてしまうと残りのドラマアルバムもほしくなってしまうのが悲しいさがかにょ。

★★

 

オムニバス/アニメソングカバー

Cafe de Anime

  (ワーナー WPC7-10131 02.02.27 \2,913抜)

 古今のアニメソングをヨーロピアンライクなカフェアルバムに仕上げた1枚……というと、昨今巷にあふれるアニソンアレンジのオムニバスアルバムの1枚というだけで片付いてしまうんだろうけど、このアルバムで特徴的なのはその選曲かにょ。
 申し訳程度に1曲だけ「FLY ME TO THE MOON」が入ってたりするけど、残りは「ルパン三世主題歌II」(もちろん旧作)から「SAYONARA」(さよなら銀河鉄道999)まで、70年代半ばから80年代頭までの、もう20年以上も昔の曲だらけ。おまけに全10曲中、『宇宙戦艦ヤマト』の曲が4曲という内容に、個人的に大いに親しみを感じたにょ。
 しかし、「ヤマトより愛をこめて」と「真っ赤なスカーフ」は良いけど、「無限に広がる大宇宙」に「イスカンダル」って……アニメソングじゃないのに無理矢理ボーカル曲扱いにしてるあたり、妙な拘りを感じるにょ。おまけに「銀河鉄道999」はしっかり英語版の歌詞だし……
 しかし、こうやってアレンジされたのを聴いてみると、なかなか新鮮に感じられて良い感じに思えるにょ。むしろ「FLY ME TO THE MOON」の方が古臭く感じてしまうみたいにょ。(ま、当然なのかもしれないけど)
 サウンドプロデューサーは長岡成貢さん。『天地無用!』とか『青空少女隊』とかの音楽を手掛けてる人にょ。アニメの劇伴ではこれといって印象に無いのだけど、このアルバムは大人向きに仕上がっててお薦めかも。とにかく、この手のアルバムによくある、疑問を感じるようなアレンジが無かったのはラッキーかにょ。

★★★

 


◆シングル編◆

 


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