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（１５／１５） |
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| ヤマトの艦長と言えば、やはり個人的には映画『さらば宇宙戦艦ヤマト』での土方艦長が一番ですね。沖田艦長は性格がねちっこくすぎて好きになれません。性格以外にも艦長の指揮として疑問があるような箇所も多々あるのですが、その一つが七色星団の決戦でした。 史実の七色星団の決戦では、戦力的に上回るドメル艦隊に終始イニシアティブをとられたまま、なすがままにされていただけという感じで、これじゃあ艦長の職務を果たしていないとしか思えません。ドリルミサイルの反転自爆による敵艦隊の全滅もそうだけど、よりひどいドメル艦隊の用兵の拙さに助けられただけで、まともな用兵戦術は皆無です。 まあこの七色星団の決戦は日露戦争に置ける二百三高地のようなもので、並みの司令官ならとっくに片がついていて犠牲者を多く出さずに済んだものだったというのが本当のところでしょう。沖田艦長を名艦長というのは乃木大将を名将というのと同じような感じがしますね。（おお、暴言 ^^;） 相手のドメルにしたって「宇宙の狼」とか「ガミラスきっての名将」とか言われてる割にはろくな作戦を立てずに、ちまちまとせこい計略ばかり使った挙げ句にバラン基地を失って、軍法会議で死刑判決を受けたぐらいの人物なので、人物の評価というのはとかく文字どおりに受け取ってはいけませんねぇ。 そういうわけで、戦略家として評価の高い土方艦長がこの七色星団の決戦を指揮していたら・・・という構想で、沖田艦長には冥王星海戦でお亡くなりになっていただきました。^^; でもドメル側がそのままではかわいそうなので、タランの入れ知恵で戦艦４隻を投入し、空母部隊がのこのこ飛び出してドリルミサイルの誘爆で全滅してしまうというような間抜けな展開は防ぐようにしました。でも、基本的にはドメルの戦略をそのまま使っているので、やっぱしヤマトに止めを刺しきれませんでしたね。（ガミラスの兵器がヤマトの装甲に対して無力すぎると言うのもありますが、ドリルミサイルに頼ってるというのがそもそも致命的な失敗と言う気がします） ドメルの最後ですが、まあ彼にはあそこで死んでもらうのが一番だったでしょうね。下手に生き残っても彼はもう次は命を捨てた戦いしかしないだろうし、それよりは生への野心を持った指揮で最後まで戦ってほしかったからです。 しかし、土方が艦長だったら宇宙放射戦病で倒れることもなく艦の指揮を執り続けただろうから、古代はあまり成長しなかったかも知れません。テレサの通信を受けても、土方の反対に合えばあえて反乱を起こしてまでヤマトを出撃させたりはしないかもしれないですね。（でも、それは困るなぁ ^^;） |